コラム

少食日記

船戸博子
クリニックの庭にはびわが明るく色づいています。
いつもなら、ポキポキ枝ごともぎり、手に果汁をにじませ、ほおばる私達ですが・・・

この度、私こと船戸博子とお連れ合いこと船戸崇史は、2005年6月8日を持ちまして、少食生活に入りました。
そのわけは・・・

とても長くなるので少しずつ(少食生活のせいではありませんが)お話いたしますが、
一言で申しあげますれば、少食断食法の甲田先生に出会わせていただき、心の奥底から「ああ、私という人間は・・・」と恥じたことです。

甲田先生の診察室に入りました。先生はイスから立ち上がられ
「ようこそ、おいで下さいました。」
と、おっしゃいました。青竹のように凛とし、すっとした気配です。こんな私が、ここにいるなんて申し分けないと思いました。連れ合いも穴があったら隠れたいと思ったそうです。
うまく言えないのですが、清冽に流れ落ちる滝を見て、我を忘れてひれ伏すような感覚に似ていました。
という訳で、少食生活に入りました。

どれくらいの少食かと言いますと、
朝は、青汁一杯(数種類の野菜とにんじん、柑橘をジューサーでしぼる)、柿茶。
昼は、玄米一碗(一合を二人で食べますが、連れ合いに多目によそってあげます)、煮野菜一皿(100~150g)、豆腐半丁、お味噌汁です。
夜も同じです。

朝ごはん抜きはすでに一年間していましたので、何のことはないのですが、辛いのは3時のおやつの甘~いのがなくなったこと!
この時の励みになるのは、連れ合いが「おお、76kgを切った!」の叫び声です。
ぷふんだ、もとが太りすぎだから、やせっぷりもすごいねえ。と言い返しながら、男は体じゃないよ、女が体なんだと下っ腹をつまむ私です。

皆様、少食日記は少食している間は続けるつもりです。何かの参考になれば・・・
少食を始める前の男の体重は78kg(一年前は86kg)でした。
野口法蔵師に出会い、朝食抜き五体投地を始めて減量
女の体重は57kg、二人とも健康です。