木内鶴彦さんの講演から ~今を生きる~アロマテラピスト 星野 正仁
1. 雪化粧講演のあった日は、お昼頃から雪が降り始め、講演が終わった頃には、あたり一面の銀世界。ちょうど一昨年の同じ頃、「ネットワーク地球村」高木善行さんの講演会がこの地で開かれた日も同じような雪だった。 臨死体験をした二人の講演は、地球とそこに存在するすべてのものに危機が迫っているということで内容が一致している。降りしきる雪は現実の世界にあでやかな化粧をほどこし、見るものを感動させる。しかし、溶けて流れてしまえば、また汚く醜い面も以前と同じように顔を出す。これは何を物語っているのでしょう。 2. 不自由だから楽しい 木内さんは、臨死体験をしている時、「暇でしょうがなかった」と語っていました。肉体を持っていないから、自由にどこへでも行くことができ、宇宙の「膨大な情報」にもアクセスできるので、過去、現在、未来のことがわかってしまったそうです。また、そこには他人も時間も距離もないとにかく区別がない世界。 今、私たちが生きている世界は肉体があるので、いろいろ制限されたり、苦しみ、痛みがあったりする。日々悩み、もがき、のたうち回っている人もいるのに。それでも肉体をもっている今しか体験できない貴重なことを学んでいると思えば、どんなにつらいことも感じ方がずいぶん変わり始める、楽しめるようになると言っているように感じました。 これは、飯田先生の講演の時にうかがった話と同じですね。 3. 病気が治る人、治らない人 宇宙の膨大な情報から持ちかえった知恵のひとつに「病気を先生にお任せします」という人は、治らなくて、あくまで患者さんが主体で医師や薬は「お手伝い」と考える人は治るというのがありました。自分の回りに起こることを他人ごとのようにとらえ、自分はいつも受身状態で、この先生にかかればとか、これを飲めばとか思い、依存心いっぱいの人は要注意。誰でも楽をしたいし、ともすれば安きに流れがちな人、「きれい、簡単、きもちいい」を追い求めてきた多くの人は耳の痛い話でしたね。自己発信と自己責任というのが基本ですね。 4. 地球の寿命はあと10年? 木内さんが見た未来のヴィジョンは2通りあったそうです。ひとつは「荒れ果てた大地に立ちつくしている自分」と「草原の中で子供たちに星の話をしている自分」だそうです。これは、まだ私たちに選択する余地が残っていることを意味しています。すい星捜索家である氏は、生き帰ってから、長野の山奥で惑星の観測をしていて年々、星が見づらくなってきたことに気がつきました。その原因は都市からの光が遠く離れた所にも届き、明るくなってしまっていたのです。 さらに、植物がそれによってストレスを受け、弱くなってしまっていることや、人口の増加と樹木の伐採が、増加し、地球の肺の役割をしている植物が瀕死の状態にあり、このままの状態が続けば二酸化炭素が増えつづけ、酸素が減るため、あと10年もすれば酸素を必要とする地球上の生物は死滅してしまうという恐ろしい事態になります。それも99%以上の確率で。残念ながらこの話は科学的データの裏付もあり、多くの人がいろいろな表現で私たちに警告を鳴らしてきたことが、現実の事実と確認できます。そして、今回がラストチャンス。 あなたはどちらのヴィジョンを選択しますか? 5. サバイバルのための提言 宇宙の膨大な情報から、知識を持って帰った木内さんは、解決方法も知っているのではないかと推測できます。しかし、講演中には、そのことには触れませんでした。末期癌を宣告されたような気分になった私は、帰路ふりしきる雪の中で、考えざるを得ませんでした。何故、あえて言わなかったのだろうかと。 ――― それには、2つの理由が隠されていると感じました。――― ひとつは、ここでその方法を打ち明けてしまえば、また、その困難な解決方法があっても、誰かがやってくれるだろうと思ってしまう人が大半で、これは以前にも失敗したパターンであること。もうひとつは、サバイバルの知恵の扉を開く鍵はひとりひとりの心の奥に隠されていて、それを開くか、開かないかを選択するのは、個人の選択であるような気がしました。また、ひとりひとりサバイバルするための役割があり、それに本人自信が気づき行動するしか方法がなく、他人がどうこうできる問題ではなさそうだからです。きっと、それに気づいた時、その人がどのような状況にあろうと、その人は幸せな生涯を送れるような気がします。たとえ、それが他人を支えるために自分が犠牲になろうとも… ~ 次は、ひとりひとり共通する項目のみご参考のために記します。~
以上、今の生活パターンからは、大きくずれてしまっているかもしれませんが、気がついた人から、気づいた分だけ、無理なく自分が生涯できることを探し、ひとつひとつ着実にやっていきましょう。 |