ぼくの診察室にようこそ愛知医科大学第2外科 清田義治
先週、誕生日を迎えて35歳になりました。船戸クリニックでお世話になるようになって、まる3年になりますが、愛知医科大学病院に勤める僕にとって、この3年間はまさに仁術を学ぶ期間であったと思います。 小学校3年生の春、身体中の関節に痛みが走り、拘縮によって、体を動かすことが不自由になった僕は若年性関節リウマチの診断にて、1ヵ月間の入院、6ヵ月間の休学、3年間の安静を強いられることになりました。 その頃より医学の道を目指すようになった僕は、医学部入学を機会に、埼玉県の実家を離れ、長年の希望であったひとり暮らしをはじめました。 学生の本分である学業を忘れてクラブ活動であるサッカーに、友達との夜遊びに、恋人とのデートに明け暮れる日々を自由気ままに過ごしていましたが、社会人となって大学病院外科医局の1つの歯車となりました。 まだまだ平社員である僕にとっては経験することで全てが学び、吸収すべきことでありましたが、その中でも船戸クリニックでなされている患者さんに対する治療方法は他院では経験することのできない「生きる」ことを考える仁術であることを知りました。 医者として基礎構築中の僕にとってはとても新鮮なものであり、クリニックでの診療は医学だけでなく、仁術の勉強場ともなっているわけです。 これからも診察は続きますが、船戸クリニック職員のみなさん、患者さんとのふれ合いを大切にして、楽しい外来診察室にしていきたいと思います。
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