コラム

それぞれのチベット旅行

「去年行けなくて、やっと今年行けた越智先生。
この旅行の感想をお願います。」・・・・・・・・・


「去年の大変な旅行にめげずに、今年も連れて行ってくれたショウ先生にとって、
今回はどんな旅でしたか?」・・・・・・・・・


「たくさんのお花に喜んでいた博子先生にとってはどうでしたか?」
・・・・・・・・・


「最後に、院長先生お願いします。」・・・・・・・・・


越智啓子先生

今回のチベット旅行は、人とのタイミングの大切さとすばらしさをひしひしと感じる旅でした。
去年の5月になぜ、チベットに行けなかったのか、今年8月だった意味をとてもよくわかってびっくりでした。
年に一回のチベットの祭り、「ショトン祭」で大勢の御魂が光に帰っていく様子を感動的に体験できたこと。しかも、それが参加者二人のデジカメにまるでシャボン玉のようにたくさん映っていたこと。そして、崖にひとり咲く幻のブルーポピーに合う感動もこの時期でないと味わえませんでした。
何といっても生き仏マニさんとの会見は忘れがたく、頂いた仏像もちゃんと持ち帰れて幸せでした。いつも皆さんとカニ踊りで「すべてはうまくいっている」と、唱えていますが、ずばり、その言霊がしっかりと魂に響くすばらしい思い出でした。崇史先生、博子先生、日比さん、明子さん、また来年行きましょう!

 
ショウ先生

チベットへ行ってから、体と脳(霊)がきれいになりました。悩み、トラブルも少なくなり、体も元気になりました。
やはり、チベットのあの青い純粋な空、現代工業で汚染されない清潔な水、また、ニコニコやさしい人々・・・。言葉で表現しにくい魅力です。
毎日忙しく、汚れた環境から離れて、天国(標高8,800メートル以上)一週間を過ごしたら、自分の人生、健康に対して何よりいい修行です。
 
博子先生

私は今、どこにいるの?おしえて・・・
心はどこに飛んでゆくの?

ーーーここは、風の土地ーーー

岩から生まれた人々は、風にとばされ、
白い空に舞い上がり、黄色い光に包まれて
赤い魂が降りてくる

水は青く、花は青く、青い人となる・・・
 
院長

初めてのチベット。思えば2年前、私が退行催眠を受けた時のことでした。突然視界に出てきたのがりーんと張りつめた冷たい空気の中で、ヒマラヤ山脈を見つめていた若いラマ僧の時代でした。私のすぐ左後ろに同僚として、立っていたのが今の息子であることは、顔を見なくとも雰囲気で判りました。
眼下には、きれいな湖が広がり、「聖なる湖」というイメージが湧いてきました。一本も木が生えていない山腹を、アルプスの少女ハイジに出てくるような羊が群を成していました。
そして今回、「ヤムドウー湖へ行きましょう!」という言葉を聴いたとき、「ここだ、そこが聖なる湖だ!」という何ともいえない想いが突き上げてきました。「行ってみたい・・」ではなく、「行かなければ・・・」という思いになっていきました。

そして、訪れたチベットは、高山病の心配をよそに、心から楽しめる旅でした。まず、同行のメンバーが良かったこと。そして、チベットという、一番天国に近い場所で、「本当の『1つ』というもの」を見せてもらったと、思いました。
それは、過酷な自然にもかかわらず、屈託の無い笑顔で手を振るチベットの子供たち。標高4,500メートル以上にしか咲かない幻の花、ブルーポピー。余りにきれいな空気のために、かすむことの無い山の稜線。
聖都ラッサは、決して衛生環境や医療環境に恵まれずとも、熱心なチベット仏教の信徒として生きることが「健康」であると言わんばかりの人々。
不思議なんですが、それが全部繋がっているのです。まさに、「全部であり、1つ」がありました。

来年も行くぞ!あのツェッタンの、ヤクの糞と骨が散乱する川にある、深い光をたたえたチベット水晶を探しに!!