コラム

少食日記(改め大食日記)

船戸博子
日々の過ぎるのは早く、甲田先生に手を見て「大食いやな」と言われて、5ヶ月が過ぎました。

トローリとクリームこぼれるシュークリームは食べたいし、ふぐ・かに合戦の北陸に足を向けたいし・・・・。

少食は慈悲の心・・・慈しむ心無くして医療介護の道を、志し高く歩いていけるはずがありません。
デモ、タベタイデス。
どんな言い訳もありません。
タダ、タベタイ、オイシイモノガ!

食べました。

耳の下の唾液腺が、ジワッと痛くなるほどのうな丼をいただきました。
オイシイノナンノッテ!

頭でどんなに言い聞かせても、体は知っている。
我慢できませんでした。

満腹になり、人心地がつき、食の欲の深さを、空になった丼ぶりの底を見て思いました。
食養生は健康と食の欲を天秤にかけて行います。
私の天秤はただ今、食欲に傾きっぱなし。
天秤を健康に傾けるには、野口法蔵師の様に、深く仏に帰依できる心持ちが必要なのだと思いました。