癌治療(がん治療)癌治療(がん治療)

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オンコサーミア(Oncothermia)治療

私が提案する免疫生活の9か条に
「体を温める」=「加温生活」という内容があります。

免疫生活(自然治癒力湧現)の9ケ条

今回は、新規導入する、新しい温熱治療器の紹介です。

オンコサーミア
新しい温熱治療、それは「オンコサーミア」という温熱療法です。従来のハイパーサーミア療法の一つに位置づけられていますが、根本的に思想が違います。

従来のハイパーサーミアは、癌細胞は42.5度以上の高温では死滅(ネクローシス)を起こすことを応用した治療法です。しかし、腫瘍が体の内部にあるとなかなか熱が浸透しないため、体に無害な電磁波を発生させて体の深くまで輸熱(ジュール熱)する方法が考えだされたのです。しかし、実際は生体では血流があり、温度が上がれば上がるほど血流量が増え、その結果、折角加温した深部局所の熱が血流で押し流され、熱が下がるという現象が生じました。その為により機械の消費電力を上げ、もっと局所をより高温化する必要がありました。しかし同時にそれは熱傷や強い不快感(苦痛)を感じることでもありました。

基本的に、そこまで電力を上げなくとも、細胞膜に適切な電流(ナノ電流)を流せば、細胞膜の外部信号経路で細胞の生理的死滅(アポトーシス)が生じる事を発見し、より生理的な温熱療法を開発したのが、ハンガリーのサース・アンドラーシュ教授(セント・イシュトバーン大学)です。特に腫瘍治療に応用されることから腫瘍を意味する「オンコ」と、温熱治療を意味する「サーミア」を合成して「オンコサーミア Oncothermia」と命名しました。

サース教授は、癌細胞の死滅(ネクローシス)を目指すのではなく、生理的死滅機構(アポトーシス)を目指し(より生理的)、本来の「自己のもつホメオスタシスの活性化と再生が重要」であると述べておられます。

ハイパーサーミアのパラダイムの転換(prof.サース)

古いパラダイム
新しいパラダイム
腫瘍組織全体の絶対温度の達成が目標 腫瘍細胞の内外温度勾配の生成が目標
腫瘍細胞の壊死(ネクローシス)を目標 腫瘍細胞の生理的自死(アポトーシス)を目標
細胞結合を破壊する 細胞結合を再生
ホメオスターシス制御への介入 ホメオスターシス制御を支える介入
過剰な熱エネルギーが免疫細胞をブロック 免疫細胞活性化し、免疫的細胞死を惹起
過剰な熱エネルギーが副作用リスクが上昇 エネルギー総量制御で副作用低下を目指す

適応
・消化器系癌(食道癌、胃癌、大腸直腸癌、肝臓胆道系癌、膵臓癌など)
・生殖系癌(子宮卵巣癌、膀胱前立腺癌など)
・呼吸器系癌(肺癌など)
・転移性癌(肝転移、肺転移、癌性腹膜炎、癌性胸膜炎など)
・その他の癌(乳癌、皮膚癌など)
・その他良性疾患(関節炎、関節リウマチ、痛風、骨粗しょう症、喘息、免疫不全症など)

副作用
・局所熱傷

適応のない人
・患者が無意識状態にあるか、認知などコミュニケーションが図れない場合
・金属など人工物の挿入された状態(人口関節、ペースメーカーなど)
・シリコンなど豊胸術後

当院での方法
当院では、原則、高濃度VC,還元電子治療に加え、温熱療法をコンビネーションで同一日に施行しております。(通常は週2回で、1回あたり2~3時間かかります)

オンコサーミア プロトコル(導入機器はEHY2000+です)

オンコサーミアにて温熱療法を施行する場合は、単独とコンビネーションとあります。

(1)単独治療

治療方法
回数
時間
費用(税抜)
その他
オンコサーミア
1回
約1時間
22,000円
8回に1回 無料

(2)併用(オンコサーミア+高濃度VC+還元電子)

治療方法
回数
費用(税抜)
オンコサーミア+VC15g+還元電子
1回
24,500円
オンコサーミア+VC25g+還元電子
1回
28,000円
オンコサーミア+VC50g+還元電子
1回
34,000円
オンコサーミア+VC75g+還元電子
1回
40,000円
オンコサーミア+VC100g+還元電子
1回
46,000円

※併用の場合も8回に1回無料になります。

タイムスケジュール

①オンコサーミアとVC15g、VC25gの場合
オンコサーミアとVC25gのタイムスケジュール

②オンコサーミアとVC50gの場合
オンコサーミアとVC50gのタイムスケジュール

③オンコサーミアとVC75gの場合
オンコサーミアとVC75gのタイムスケジュール

④オンコサーミアとVC100gの場合
オンコサーミアとVC100gのタイムスケジュール

※α-リポ酸は、上記行程終了後に行う。300mgなら30分。600mgなら60分追加。
(α-リポ酸の料金は、上記料金体系に+となる。また全ての料金に消費税が上乗せとなります。)
※VCの増量やα-リポ酸使用に関しては医師の診察時に決定されます。
※基本的に、リンパ球点滴や抗がん剤(低容量)、漢方薬との併用も行われます。