マイルド加温療法の
基本と効果
- ・加温装置での全身加温を基本とし、全身の細胞にHSPを増加させ、ストレス(抗がん剤や手術などの)から身体を防御する。必要に応じて腫瘍局所を加温する。
- ・HSPは生まれながらに持っている自然免疫及び自然免疫で得られた情報(抗原)を利用した獲得免疫の両方を増強するので、幅広く免疫を増強させる(具体的には、リンパ球、NK細胞、樹状細胞、抗原提示作用などのがん免疫を増強させる)。
- ・特に抗がん剤治療とマイルド加温療法の併用療法では、抗がん剤のがんへの取り込みを増加し、低用量の抗がん剤でも効果が得られる(低用量抗がん剤療法)。
- ・うつ(脳の海馬のストレス障害)等のストレスによる感情障害の予防と治療に効果的。
- ・家庭でも自分でできるマイルド加温療法として、HSPプロジェクト研究所が確立した“お風呂を利用したHSP増加法”としてのHSP入浴法の指導もします。
参考文献:Experimental and Therapeutic Medicine,1:319-323,2010
Molecular Medicine Reports. 2: 411-415, 2009
Cancer Chemotherapy Pharmacol, 64:1079-1083,2009
マイルド加温療法の特徴
- ・副作用がない。
- ・抗がん剤、放射線、免疫療法等のがん治療法とマイルド加温療法を併用するとより効果的。
- ・様々な治療による免疫能の低下を軽減する。
- ・最初は熱いと感じるが、爽快感が得られ、痛みも軽減し、繰り返し治療できる。
- ・他に治療がない場合でも、QOL(生活の質)の向上等、効果が期待される。