2026.05.01

CHRIS BEAT CANCER 「なぜ、あの人のがんは消えたのか?」を読んで

船戸 崇史

素晴らしい本に出合いました。通信の前回号でケリー・ターナーさんの書籍を紹介した後ですが、この本は既にアメリカで重版され80人以上のがんサバイバー情報と355本の論文が示す科学的データをベースにご自分の体験を詳細に検討し、どういう治療戦略で自らのがんを消したのかを詳細に報告した本です。
 とにかくがんを診断され、西洋医学的な治療法以外日常の暮らし方などを分かりやすくなぞれば、がん治療になるというレシピ本と言っても良いでしょう。
 ただ、本書の中心にはやはりキリスト教を中心とした神、信仰、委ねるという思想があり、仏教、八正道、自力を説く仏教徒とは心の姿勢という意味で少々違和感を感じる人もあるかもしれません。
しかし、がんが消えていく仕組みはきっと同じで、そのために行ったChrisの姿勢や行動には学ぶべきものが大いにあります。
 ただし内容が多く、とてもこの通信で紹介しきれるものではないので、とりわけ船戸の心に残った部分を抜粋して箇条書きしますね。詳細は、ぜひ著書を手に取ってご覧ください。
さあ、ではワクワクしながらお読みくださいね。

まえがき 
*がん細胞は侵略者ではない。がん細胞はあなた自身のDNAを持つあなたの細胞だ。あなた自身なのだ。がんは体が作り出した状態であり適切な栄養とケアが与えられれば体は自ら治癒できるものなのだ。

チャプター1 ジャングルへ
*私の大腸がん・・神がこの状況を私の益になるように解決してくれるのだと信じる事にした。「主に従う人には災いが重なるが主はその全てから救い出して下さる(聖書詩篇34篇)」。
*化学療法について考えれば考えるほどやりたくないという思いが強くなった。健康を取り戻すため体に毒を入れるという考えは私には理解できなかった。 
*自分の状況をコントロールし食生活と生活習慣を根本的に変え健康と体の治癒力をサポートするために出来る事を全てやろう決意した。 
*代替療法はないか?と尋ねたら「そんなもんはありませんよ。化学療法を受けないなんて正気じゃありませんよ」と言われた・・彼の口調は傲慢で人を見下しており彼が話すごとに私は委縮した・・(日本と一緒だね)。
*がんは人生において重要な事とそうでない事をはっきりと分ける。がんにかかる前に大切にしていた事の殆どがもはや重要ではないと気が付いた。
*私は幸運でも特別でもない。ただ直感に従い、信念に沿って一歩踏み出し体の治癒を助けるために大胆に行動を起こしただけの普通の人間だ。がんの原因となり得る原因を生活から排除し体内環境を変え、がんが増殖できない場所にした。誰でも出来る事だ。
チャプター2 がんはどこから来たのか
*古代エジプトミイラ1000体のうち腫瘍があったのは5体、その内がん腫は1例。
*がんが爆発的に増えたのは産業革命以後。現代がんの原因の20%は環境汚染だ。
*アメリカで予防可能な病気による早期死亡の70%は栄養不足か運動不足か喫煙であると推定される。あなたの選択が重要である。
*アメリカ人にとって健康的なライフスタイルとは毎日5皿以上の野菜を食べ、運動を日課とし、禁煙し太り過ぎないの4つが重要。
*2018年の研究から超加工食品(加糖飲料、スナック菓子、加工肉、カップラーメン、菓子パンなど)の摂取量が10%増えるごとにがんリスクは12%増加する。 
*現在アメリカの死因の1位は循環器であるが、近々がんが1位となるだろう。
*タバコを吸わないだけで肺がんのリスクは90%低減できる。
*肥満はタバコに次ぐ2番目に多いがんの原因である。
*ウォーキングから激しい有酸素運動まで、中等度から強度の運動を週に3~6時間(1日30~60分)行う事は13種類のがんを20~40%低減させた。
*「白いパンは死んでいる」全粒粉から、白い小麦にすると25種類の天然栄養素が除去される。白い小麦はエンプティーカロリー(高カロリー低栄養)。
*水銀は神経毒であるが、ほとんどすべての魚(特に、マグロ、メカジキ、サワラ、アマダイなど)に多く、小児の脳神経に蓄積しやすいという。
*植物の摂取が少ないとファイトケミカルが不足する。ニンニク、玉ねぎ=アリシン、リンゴ=ケルセチン、ウコン=クルクミン、セロリ=アビゲニン、ブロッコリー=スルフォラファン、緑茶=カテキン、ベリー=エラグ酸などは、がんの増殖、転移を抑制し細胞死を促す。
*がんの18~20%は感染症が原因(HCV、HPV、HPなど)なので、適切な治療は重要。 
 
チャプター3 医師の指示
*私たちが病気になるほど医療業界はより多くの利益を得る。 
*この問題の本質は医師ではなく医療システムにある。それに支配されているから。
*アメリカ人の死因の3位は「医原性」22万5000人。
*化学療法による死亡を加えると78万3936人の死亡があるかもしれない(3倍以上、ゲーリーヌル博士ら)。 
*胸部CTで肺がん検査の結果、10名が救われるが、14名ががんではないのにがんと診断された。

チャプター4 大儲け
*薬は一時的に症状を緩和する。しかしその病気の元となった行動は継続される。我々は薬で症状が経過するので、不調のまま(病気のまま)生活が送れる=これが薬漬けの原理である。
*化学療法が5年生存率に全く寄与しなかったがんは、黒色腫・多発性骨髄腫・軟部肉腫・膵臓がん・子宮がん・前立腺がん・膀胱がん・腎臓がんである。
*がん抑制する糖尿病薬(メトホルミン・GLP1・SGLT2など)である。
*ケモによる脳への障害をケモブレインという。ケモ患者の70%。シスプラチン・カルボプラチン⇒腎障害、ドキソルビシン⇒心筋障害、ブレオマイシン⇒肺線維症、5FU⇒骨髄抑制、アルカロイド⇒末梢神経障害、アバスチン⇒壊死性筋膜炎など。 
*胸部CTは胸部レントゲンの100倍の放射線量、PET-CTは250倍。

チャプター5 病を食い物にするがん業界
*がん治療の予期せぬ副作用の一つが「経済的毒性」である。
*化学療法も放射線治療も短期的には腫瘍を小さくするが、多くの場合はその後がんはより悪性度を上げて再発し、抗がん剤や放射線がその後繰り返される。こうしてがん細胞はあらゆる治療に耐性を獲得する。ここでホスピスが提案される。これを業界では「自暴自棄の腫瘍学」という。この時点で他の治療を試みるにしても生活費に困窮し多くの人は落胆し希望を失い生きる意味を失っている。ここで医師からは「できるとはすべてやりました」と告げられる。この後自然療法や代替療法の模索が始まる・・(ここでリボーンへ来る)。

チャプター6 がんのタブー
*アメリカでは年間58万人ががん死(日本は38万人)、6000人が毎日新たにがんと診断(日本2700人/日)されている。
*1950年代に化学療法が導入されてから、アメリカのがん死亡率は全体で5%しか改善していない。
*1991年以後にがん死亡率が大きく減少し全体で23%減った。その主因は1.喫煙の減少
2.ホルモン補充療法の減少であり、早期発見早期治療ではない。
*がん産業はがんを治せていない。喫煙率の低下によるがん罹患の低下を手柄と言っているが、実はがん死亡率はこの60年間変わっていない。

チャプター7 がんに打ち勝つマインドセット
*がん治療を始める前に確認させてください。「あなたは本当に生きたいと願っていますか?」
⇒Yesなら「なぜですか?」⇒出てこればそれを書き出して壁に貼る。生きる目的を毎日目で見て確認する。そして心にとどめる! 
*がん治療は心と精神、そして選択から始まる。「生きる」という選択から。
*がんに打ち勝つマインドセット
  ①自分の健康状態に全責任を持つ
   ・私は自分の生き方が自分を殺しているのだと悟った。まずがんになったのは自分のせいかもしれないと考えて欲しい。これまでの人生における誤った決断、悪しき習慣、あるいは無知ががんを招いたかもしれない。かと言って過度に攻める必要はない。自分の生き方から、がんの原因を特定し自身を根本的に変える。
   ・自分で壊したのなら自分で治せるかもしれない。原因が自分にあるのなら自分の手で治せるかもしれない。これまでの生活習慣が病気を招いていたのなら日々の生活を変えれば健康になれる。
  ②必要な事は何でもやる覚悟を持つ
   ・病気の原因を特定し排除しようと決意した。
   ・恐怖と向き合い、自分の欠点を認め、考え方を改め、神に祈って助けを求め、私を傷つけた全ての人を許した。これは心の戦いだ。思考を変えれば人生が変わる⇒まず自分に嘘をつくのをやめる、次に人生と健康を害する誤った選択を改める必要・・そのためには思考を変える必要があった。⇒「私は完治した。私は健康だ。私は元気だ。私はこの先も生きていく。」とマインドセットを変えた。しかし医師は「余命*か月です」などという。それを受け入れる必要はない・・例外になろうと思う。それががんに打ち勝つマインドセットだ。   
  ③大胆に行動する
   ・自身の欠点、過ち、恐怖に向き合い、病気の原因になり得るものは全て排除する事が重要。以前の生活に戻る事は厳重に戒める。最初の2年間が重要である。
  ④将来の計画を立てる
   ・将来の計画を立てる事は重要。特に目標を書き出す(がん治療が目的ではない。治ってしたい目的のために治すのだ)。
  ⑤人生とそのプロセスを楽しむ
   ・絶望、恐怖、不安は免疫を抑制する。一方、希望、楽観、励まし、喜びは免疫系が活性化する。そしてすべてに感謝しよう。感謝こそ幸せの秘訣である。

チャプター8 戦う植物
*血管新生阻害は有効ながん治療薬だが、それが野菜であり果物だ。
緑茶・高麗人参・イチゴ・ブラックベリー・リンゴ・パイナップル・チェリー・赤ブドウ・
ケール・マイタケ・アンテチョーク・カボチャ・パセリ・トマト・オリーブオイル・ダーク
チョコレート・レモン(全てオーガニック)。
*地球上のほぼすべての果物は抗がん化合物(ファイトケミカル)が含まれる。ここに含まれる果糖は心配なし。
抗がん植物TOP10
①アブラナ科 ②キノコ ③オレガノ ④ニンニク ⑤カイエンペッパー ⑥エイジアックティー
⑦ジェイソン・ウィンターズ・ティー ⑧タンポポ茶 ⑨緑茶 ⑩ハイビスカスティー

チャプター9 大胆レシピでがんと戦う
*抗がん食は植物ベース。植物ベースの食事を1年続けた患者の血液をがん細胞に直接滴下したところ、がんの進行を8倍も遅らせた。2015年、WHOの国際がん研究機関(IARC)は800件の研究から加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージ・缶詰肉・ジャーキー)はグループ1の発がん物質に分類した。そして赤身肉をグループ2Aの発がん物質に分類した。赤身肉や加工肉は大腸がん、食道がん、肺がん、肝がん、膵がんと関連が指摘された。 
*ホールフードが抗がん効果があるのは体内のインスリン様成長因子1(1GF-1)を減少させるからである。
*飽和脂肪酸(常温で固まる脂、動物性、ラード、バター、クリーム、チーズなど)を多く含む食事は肺がん、大腸がん、胃がん、食道がんを増やす事が分かっている。
*2017年の研究では毎日10皿の果物と野菜は心臓病リスクを24%、脳卒中リスクを33%、全てのがんリスクを13%、早期死亡リスクを31%低減させる。
*大胆な植物食の行動計画 
①ジュース;食品に含まれる栄養素を90%引き出してくれる。搾りたてのジュースはビタミン・ミネラル・酵素・ファイトケミカルが即吸収され全身へと運ばれる。極力オーガニックを。糖質を多く含むが全く心配はいらない。効果の方がはるかに大きい。
②がんと闘う巨大サラダ;オーガニック。市販のサラダドレッシングは使わない。オリーブ
オイルのオレオカンタールはがん細胞を死滅させる効果を持つ。
③発酵食品を楽しもう;健康は腸から始まる。健康回復のプロセスは腸からで消化管を再構築する事。まず植物性食品、プレバイオテクス、プロバイオテクスで次に発酵食品だ。ザワークラフト・ピクルス・キムチなど。
④グリーンスムージー。
⑤リンゴ酢;サラダドレッシングの定番。
⑥栄養酵母;βグルカンは免疫能を活性化する事が分かっている。
⑦抗がんフルーツスムージー;ベリー類は抗がん効果が高いがオーガニックが手に入りにくい。冷凍を購入し適宜必要量を使う。
⑧ナッツを食べる;木の実(アーモンド・クルミ・カシューナッツ・ピスタチオ)(ピーナッツは含まない)を毎日7粒で大腸がん再発が42%低下、死亡率も57%低下した。毎日ひとつかみのナッツで、数種類のがん、心血管疾患、糖尿病、神経変性疾患リスクが低下する。
*がんと闘うルーチン(Chrisの1日)
まず自然に近い生活を心がける。寝起きで水分補給(570ml)+サプリ⇒有酸素運動(20分程度、ジョギング、サイクリングなど)⇒聖書の一節、祈り、瞑想の時間⇒1日に必要なジュース(1800ml)を作り飲む⇒ずっとこれを飲んでいた。運動も適宜行う⇒とにかくジュースを飲む⇒日没後に就寝。

チャプター10 新しい体をつくる
*体の細胞は常に新陳代謝しており、概ね100日で入れ替わる(腸は2~3日から骨は10年)。
体は永遠の建設現場である。あなたの体はあなたの食べたもので出来ている。 
*体を汚染するのをやめ、大地から採れるホールフードを摂取すれば体は健康な体へと再構築してくれる。食事を根本的に変えてから3か月で変わる。体を変えるもので食事ほど即効性のあるものはない。
*食事をするたびに新しい体を得るのだという気持ちが大事である(最初の一口で、この食べ物は私の体を害する?良くする?を問う)。
*IGF1、メチオニン、飽和脂肪酸、ヘム鉄の濃度が上がるとがんが増殖する。 
がん治療の第1段階では最初の90日~数年間は動物性の食品は一切摂らない。
*死ぬ事を忘れたがん患者;66歳男性、末期の肺がん。アメリカに住んでいたが、故郷のギリシャ、イカリア島に戻りその土地の生活に戻った。スローな生活、自然な目覚め、地場産の食事だけ、豆が多く、肉は少ない、全粒粉のパン、ヤギのミルク、はちみつ、ハーブティー、何より裕福な土地ではないが、ほとんどの家が家畜と生活しお互いが分かち合っている。失業率40%。楽しく生きている。その後、肺がんは消えている事が分かった。彼は肺がんを忘れていた。勿論死ぬ事も。 
*バーキット博士は医師数や医療技術、医療へのアクセスは国民全体の健康状態とほぼ無関係であると断言した。アメリカ人の医療費は日本人の2倍だが、寿命は日本人の方が平均3年半長い。
*バーキット博士は国民の健康状態を知るには便を調べれば簡単に分かると言う。
*高繊維食と肉食が少ない事で健康状態は良くなる。

*肉(牛・豚・魚・鳥の筋肉部分)は高温で焼くと発がん性化学物質(ヘテロサイクリックアミンHCA,多環芳香族炭化水素PAH)が放出する。腎がん、大腸がん、膵がん、前立腺がんなどとの関連が指摘される。シチューやスープなど煮る蒸すのが安全だ。 
*調理前に肉をニンニク・ショウガ・ライム・ローズマリー・唐辛子などハーブやスパイスマリネにして焼くとHCAが90%減少した。肉は必ずマリネにする。 
*サツマイモは必ず皮ごと食べよう。皮にはでんぷんの10倍の抗酸化物質が含まれる。 
*健康にも慢性疾患にもたった一つの原因はない。慢性疾患が少なく寿命の長い人は伝統的なホールフードで植物ベースの食事を摂っている。 

チャプター11 毒を出す
*野菜や果物から農薬を除去するなら10%の食塩水(塩1に対して水9の溶液)の洗浄が最も効果的。
*ボディケア製品で避けるべき有毒化学物質は、①BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
②コールタール(アミノフェノール、ジアミノベンゼンなどはシャンプーなどに入る)
③ホルムアルデヒド ④香料(環境ホルモンが入るときがある) ⑤パラベン(環境ホルモン
様作用で、生殖障害など) ⑥ポリエチレングリコール(発がん物質) ⑦石油蒸留物(発が
ん性) ⑧フタル酸エステル(環境ホルモン) ⑨レゾルシノール(アレルゲン) ⑩トリクロ
サン(生殖ホルモンへ悪影響) ⑪ビタミンA化合物。
*アマルガム(50%が水銀、歯の詰め物)、水銀はほぼすべての魚介類の脂肪内にある、これらは脳神経障害に繋がる・・特に妊婦、小児は食べるべきではない。
*室内に充満するタバコ、ラドンガス、カビの胞子などの汚染でがんが増える。ラドンガスはタバコについて肺がんの原因の2位。
*空気清浄機は重要で観葉植物(スパテフィラムや幸福の木でOK)も効果が大きい。
*一般的家庭用洗剤を止めて、天然由来のオーガニック洗剤が良い。
*電磁波汚染;がん、心血管系障害、糖尿病、睡眠障害、自殺の増加などある。よってまず高圧電線の傍には住まない。Wi-Fi危機から離れる事が大事。
*電磁波対策としてベッド横で携帯の充電はダメ。完全にカットできないが機内モードにする事でかなり低下する。
*携帯と脳腫瘍の関係はある(WHO)とされながらも、1992年からの莫大な携帯電話の普及と脳腫瘍の増加は一致していない。しかし、神経膠芽腫は増えており、他の環境要因と重なると増える可能性が指摘されている。
*断食は強力な解毒法であり、体の再生療法でもある。2~3日の断食で体は自然に活動モードから生存・保護モードへ変わる。そして体の大掃除が始まる。古い細胞や老廃物を排除する(オートファジー)。がん細胞もエネルギー枯渇して死滅する。

*断食を始めると体調が悪くなる事をヘリクスハイマー反応という(またはヒーリングクライシスという)。遺伝子の生存スイッチが切り分かった事を意味する。次に解毒反応である。人は毒素を脂肪成分に蓄積するが、断食で脂質成分が解けるとこの毒素が出てくる。これに脱水も加わり、頭痛、めまい、吐き気、吹き出物、発疹、時に40度くらいの発熱などいろいろ症状が出る。体で大規模な浄化作用が進んでいると捉える。水分をしっかり補充する。
*断食は1日目好調、2日目体調低下、3日目空腹感から離脱しオートファジーと幹細胞再生が始まる。断食を終えて3~5日後に強力な再生効果が始まる。
*解毒への大胆ステップ ①人工化学物質は摂らない ②動物性食品は摂らない ③オーガニックな農作物を購入 ④浄水器とシャワー用フィルター設置 ⑤化粧品、洗剤など無害なブランドへ ⑥歯科でアマルガム除去 ⑦携帯は頭から離して使う ⑧夜間は極力Wi-Fiから離れる ⑨空気清浄機を購入 ⑩3~5日の断食かFMD。

チャプター12 運動・睡眠・休息
「運動に割く時間がないと思っている人は遅かれ早かれ病気で時間を割く事になるだろう」第17代ダービー伯爵エドワード・スタンリー。
*座りっぱなしのリスクは喫煙に匹敵する。また運動し過ぎは逆効果(トップアスリートの平均寿命は67歳)運動は重要だが、運動のみで健康は維持できない。   
*1日90分の激しい運動、毎週100㎞(毎日15㎞)のマラソン・ジョギングは明らかに過剰。過剰な運動後は72時間免疫能が抑制される。
*乳がん患者のケースでは、毎日30分程度の歩行と野菜と果物を1日5皿食べた人は、そのどちらかが出来ていない人と比べて9年後の再発率が50%だった。
*週7時間以上(1日1時間以上の運動)をする人は全く運動をしない人と比べて、あらゆる死亡リスクが31%低い。
*全身にはリンパ液が流れている。血液の3倍の量だ。ここには白血球やリンパ球が流れており老廃物など貪食する。がん細胞もだ。このリンパ液には心臓の様なポンプはなく、筋肉がその代わりとなる。運動による筋運動はリンパ液が循環し解毒が進む。
*発汗はヒ素、カドミウム、鉛、水銀など毒素を排泄する。サウナも有効だが運動の方が、がん予防遺伝子を活性化するのでより有効である。
*日光浴はアメリカ人では皮膚がんで年間2000人が亡くなる。しかし、日光浴でビタミンDが増え、皮膚がん以外の13万8000人のがん死亡を抑制する。
*森林浴はそのフィトンチッド(芳香化合物)によりNK活性を高め、血圧とストレスホルモンを低下させる事が分かっている。
*動く事が人生だ。1日を通して、遠い駐車場、階段を使うなど少しでも運動しよう。

*睡眠は重要。運動の裏側だ。睡眠時間が7時間以下は少ない可能性が高い。睡眠不足は学習能力、創造性、感情、脳機能を低下させ、最終的には体重増加、免疫低下、糖尿病、心臓病、がんに繋がる可能性がある。
*メラトニンはビタミンCの5倍の抗酸化効果がある。メラトニンが減ると乳がん、前立腺がんが増える。メラトニンは携帯のブルーライトで抑制される(夜中携帯は見ない)。 
*体のメラトニンを抑制する物質はカフェイン、たばこ、アルコール、アスピリン、NSAIDs、ベンゾジアゼピン、ステロイドなどである。
*睡眠不足はがんリスクを高める可能性がある。寝過ぎもまた健康に悪影響がある。
*とりわけ午後11時から午前1時までは各臓器にとっても重要な充電時間である。
*明るい朝のひかりは、体内時計をリセットしてくれるので、概日リズムを正常化できる。夕方からは暖色系の白熱灯で明る過ぎない。午前中は明るい方が良い。
*脳にはグリンパテック系システムがあり、老廃物を睡眠で排泄する。認知予防となる。
*健康をもたらすナイトルーチン
 ①夕食は早めにお腹がすいた状態で寝る。夜食厳禁。睡眠中の修復機転が消化に回る。
 ②日没後は部屋を暗くする。入眠の準備へ。
 ③あらゆる刺激を避ける、カフェイン、砂糖、SNS、仕事などは終了。寝る前のテレビはニュースや刺激の強いものは避ける。
 ④明日の心配をしない。寝る前のtoDoリストを作る。
 ⑤寝室を洞窟にする。涼しく、静かで真っ暗、15~20度の部屋。夜中の光はメラトニンの活性を抑制する。BGMは良い。 
 ⑥空気清浄機、花粉、ペットのふけ、ダニ、細菌、カビなどアレルゲンをできるだけ除去する。
 ⑦グラウンディングシートを使う。
 ⑧目覚まし時計、オーガニックマットレス、アイマスクと耳栓を上手に使う。
*休息日を週1回は持つ。

チャプター13 プレッシャー
*心配は想像力の誤用である(ダン・セドラ)。
*心配しても明日の悲しみを消し去る事はできない。ただ、今日の喜びが奪われるだけだ(レオ・ブルカーリア)。
*ストレスは病気を招き、命を奪う事すらある。
*ストレスはがんをつくり大きくする。例外なくがん患者は絡み合う複数のストレスを抱えている。

*ストレスを軽減する・・心配を止める事。それは信教(聖書)によって。
  ①生活の中のストレスを特定
  ②ストレス解消のためのtoDoリストをつくる
  ③心配を恐怖不安は神に委ねる、神が助けてくれると信じる
  ④ストレス軽減の大胆な行動ステップ~*笑う! *歌う!

チャプター14 スピリチュアルな癒し
*がんを経験した私はかつてない程神を信じ、神に身を委ねる様になった。私の治療の道のりにおいては信仰と神との関係が大きな役割を果たした。  
*「God’s Way to Ultimate Health」から「いくら祈り、治癒を求めても病気の原因となるような行動を続けるなら、無意味だと教えてくれた。私は生き方を変えるために大胆な行動を起こし、その過程で自分の体を再構築しなければならないと悟った。そしてそれが出来れば苦しみから解放されるのだと信じた」。
*根本から人生を見つめ直し自身の健康、食事、ライフスタイル、そして周囲の環境に対し責任を持つようになった。そして究極的に神の導きと癒しにすべてを委ねていたのだ(サレンダー)。
*あなたの思考と信念があなたの現実を創り、あなたの未来を形作る。
*恐怖に基づく決断ではなく信仰に基づく決断をして欲しい。 
*「何をするべきかお示しください」「何を変えるべきかお示しください」という神への願いは非常にパワフルだ。神に尋ね耳を傾けよう。そして行動を起こし変化を実現させて欲しい。 
*憤り、恨み、わだかまりは私たちを内側から腐らせ健康を破壊する。静かに祈るように心を鎮め目を閉じ記憶をたどり幼少期から順を追って家族や友人や職場の同僚など名前を挙げて許しを得ていく。ネガティブな感情は癒しの妨げになりかねない。いくら良い食事、良い治療を受けてもこうした感情を手放さなければ本当の回復は難しい。
*許しは決断だ。感情や気持ちではない。許すという行為は相手の為ではない。自分自身のためなのだ。この先はたとえ誰かに何をされても許すという決断をしよう。
*許しを請うとは、自分を弁護したり議論してはならない。ただひたすら相手に言わせたいだけ言わせ大切な事は謙虚になり間違いを認め許しを請い潔く会話を終える事が重要だ。
*がんが神の試練なのか、私自身の選択の結果なのかどうでもよくなった。残された唯一の正しい道は、ただ身を委ねる事だと悟った。そしてひとたび身を委ねると人生で最も甘美で力強い日々が訪れた。
*「求めなさい、そうすれば与えられる。探しなさい、そうすれば見つかる。門をたたきなさい、そうすれば開かれる(マタイ福音書、7章7節)」。

エピローグ
*がんでの西洋医学による治療を選択するとは、私にできる事は何もないという事。神を箱に閉じ込めるような行為である。自分と向き合うのは辛いが自分をより強くたくましくしてくれると感じた。誰かに急かされても自分で理解できない事は選択してはならない。腑に落ちない事は選択してはならない。事実と信仰に基づいて決断する。本能と直観に耳を傾け心の声を聴こう、精霊の声に耳を傾け、祈り神に助けを求めよう。恐れなくして勇気は存在しない。勇気とは恐れない事ではなく、恐れに負けずに進む決断だ。勇気を持って癒しの旅路へさあ進もう。

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 さあ皆さん如何だったでしょうか?今回の本書の紹介はほんの一部に過ぎません。まさに現在がん闘病中の人は是非に本書を手に取ってまずなぞってみてください。そういう意味では本書は「がん克服レシピ本」と言えるでしょう。宗教的な内容や医療事情はアメリカと日本では違いますが、本質はそれを超えて表現されていると私は思いました。
 船戸の提案する五箇条と比較しても良食、良眠、笑い、運動についてはクリスも表記しています。ただしクリスは「食事>>運動>睡眠」が強調され、大胆な行動変容の一つに「笑い」が記載されました。しかし「加温」が一切登場していません。これが彼の言う「環境要因」の一つなのだと思います。多湿な日本では、「冷え」は大きく免疫を損なう原因の一つである事は間違いありませんから、クリスのがん克服術に「加温」を加えればさらに日本に住む我々の強い抗がん生活となると思いました。日本では必須でしょう。
 こうして、どんどんがんはあなたの生き方の結果である事が明白になってきました。原因があったのです。だから、あなたが生き方を変えれば変えた分だけがんから離れる事を知ってください。がん=生き方なら、がんを治す=生き方を治すなのです。それはあなたしかできないし、あなただからできるという事なんですね。西洋医学は出来てしまったがん腫を取り除く事をしますが、これは禊(身削)です。あなたの今までの生き方との決別の表明なんです。新年の神社参拝の柏手のようなものです。これも大事です。
しかし大事なことはその後の実践です。新たな生き方です。その体になるからです。
 今回の本書の出版に合わせ、具体的になぞるレシピ本だと先に書きました。
 皆さんの今の生き方で引き算できる事は止める事(タバコやお酒を飲んでいる人は幸いです。分かりやすい引き算ができるからです。止めるではなく減らす、または卒業する事)。また生き方で足し算できる事は始める事(とりわけ夜10時の就寝と朝30分の散歩。昼間の5分の瞑想と笑顔)。
 さあ、あなたは何しましょう。それがあなたの未来ですから。

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